「わたあめ屋さんのキッチンカー」5周年目の集大成と2026年の抱負

「わたあめ屋さんのキッチンカー」【BARBE DE PAPA】は

2021年2月に初出店をしました。

この記事を書いているのが、2025年 12月ですので来年(2026年)2月で丸5年になります。

だからちょうど今が5周年目の活動中ということになります。

5周年という節目の年と2025年もあと半月で終わる今だからこそ、

その振り返りをしようと思った次第です。

また、2026年からはどう活動していくのか、

その辺りもまとめていきたいと思います。

それでは、どうぞ。

2025年の振り返り

2025年は当店にとって一つの大きな山を超えた一年となりました。

それは「わたあめ屋さんのキッチンカー」として10月~12月にかけて、

九州4カ所(大分、宮崎、鹿児島、熊本)と沖縄を巡るイベントに出店することが決まったことです。

情報漏洩の観点から具体的な詳細は避けますが、あるゲームイベントの巡業の一環として

キッチンカーでわたあめを販売することが決まり、そのわたあめの制作に当店が選ばれた形となります。

よく映画やドラマで全国各地をキッチンカーで巡るなんて物語はありますが、

非現実的だなぁと思いながら観ていました。

まさか自分がそんな形で九州・沖縄各地に出店することになろうとは夢にも思わなかったですね。

やると決まったからには色々と準備しなければいけません。

キッチンカーは当店のではなく、イベント用に2tクラスのトラックを手配し、

その中でわたあめとポップコーンを販売する形となります。

だいたい隔週のペースで巡業がある為、

東京と九州を行ったり来たりする形になります。

そうすると機材や材料は当店の通常出店以外にもう一つ用意する必要がある為、

その機材、材料、備品の手配が必要になります。

あと一番重要なのが協力してくれるスタッフさんの手配でした。

もともと当店は私一人で運営している為、一からスタッフさんを募集しなくてはいけません。

以前当店の見学にいらした方が九州に在住の方だったと思い、声をかけたり、

以前からSNSで繋がりのある方も九州に在住だったと思い、声をかけたり、

あとは、当運営に登録して頂いているキッチンカー事業者の方に声をかけたりした結果、

なんとか5会場全てでスタッフさんが決まりました。

また、最後の沖縄会場は息子が手伝ってくれることになり、

最終的には家族総出で行くことにしました。

沖縄出店が終わった後の家族旅行もこの良い機会に計画したからです。

機材、スタッフさんの手配も終わり、あとはどのようなわたあめをイベントで提供するかの試作が始まりました。

当店がいつも作っていフラワータイプのわたあめと違い、三角形型の大きいわたあめの形となります。

これに関しては、普段作っている形と違うことやキッチンカー内の環境(湿度、配備)も違うこともあり

最後まで要望通りの形に作ることには苦労しました。

ここまで大きさ・形にもよりますが、微妙な湿度の変化によって作りやすさが違うとは思いませんでした。

一言にわたあめと言っても奥が深いです。

その変わり、それらを乗り越えた今となってはまた一段とわたあめを作る技術が上がったと思います。

初の遠征場所、初のトラック、初のポップコーンなど初めてだらけで不安でしたが、

全てが無事終わった今は安堵の気持ちが強いです。

また、飛行機での往復、ホテル、普段行ったことのない場所での出店、などなど貴重な経験ができました。

最後沖縄では、息子と一緒にキッチンカーで働いたり、家族旅行もできたのもとても良かったですね。

そして、今回協力して頂いたスタッフの方々には大いに感謝しています。

遠方から駆けつけてくれて手伝ってくれたのは、本当に心強かったし、

また楽しい時間を共有できたのも貴重な時間となりました。

大変ありがとうございました!!

また、今回の遠征で以前からSNSで繋がったご家族も駆けつけてくれたりと、

本当に「縁」に支えられながら出店できていることに

感謝しかありません。

この5年の振り返り

「わたあめ屋さんのキッチンカー」【BARBE DE PAPA】を開業してから

もうすぐ5年が経とうとしています。

「やりたいことをする」「自分で生きる力を身につける」

そんな想いで開業したいと決意しました。

会社員時代

会社員時代まで振り返ると、

会社員時代は「人生の90%は我慢である。残りの10%の楽しみの為に生活する」と本気で思っていました。

今思えば、やりたくないことに時間を費やすのは非常にもったいないことだと思います。

「時間」は誰しもに平等に与えられた有限なものです。

それならば、自分のやりたいこと、有意義なことに時間を費やしたいと思います。

今思えば会社員時代は、理不尽なことの連発でした。

仕事をしない上司の代わりに身分不相応な責任ある仕事を押し付けられたり、

同僚の愚痴に終始付き合わされたり、部門ごとの責任のなすりつけ合いなどなど、

身を粉にして働いても報われることもなく、

精神を擦り減らし続けた生活を送っていたと思います。

そして、子供が成長するにつれて教育費も年々上がっていきます。

会社の給料だけでは賄いきれず、副業をし始めたのは40歳を過ぎたあたりでした。

最初は転売から始め、WEBライターなどもしていました。

そんな時に遊園地で目についたのがわたあめ屋の屋台でした。

列に並んでわたあめを買ってあげた時の子供の嬉しそうな笑顔を今でも忘れません。

わたあめ一つでこんなに子供が喜ぶんだと思い、わたあめ屋さんの開業にどんどん興味が湧いてきました。

最初は、キッチンカー開業セミナーに有給を使って参加したりしました。

会社員生活で自分の為に有給を使ったのはこの日が初めてだったと思います。

それからは、キッチンカー開業に向けてひたすら突き進んでいきました。

色々なキッチンカーに会いに行ったり、わたあめ機材販売の業者に見学に行ったり、

キッチンカー制作会社の下見に行ったりしていました。

そうこうしているうちに、キッチンカー開業の決意が固まっていきました。

そして、遂に金融公庫でお金を工面し、キッチンカーを購入しました。

契約書を交わしたときのもう後には戻れないという気持ちは今でも忘れません。

開業当初

開業当初は、飛び込み営業で出店先を確保していきました。

そうして苦労してやっと出店先を見つけ、いざ出店し始めた矢先には

コロナ禍になり外出自粛要請が発令されている中で出店したりしていました。

地元東村山市はおろか都内、全国を見渡しても「わたあめのキッチンカー」はほとんどおらず、

独学でわたあめの作り方、運営ノウハウを学んでいきました。

平日会社員、土日キッチンカーでの出店を約1年半続けました。

休みは雨の日で出店中止になる時くらいなもので、約2ヶ月休み無しなんて時もありました。

開業して3ヶ月後には「行政書士」を目指すべく資格試験勉強を開始し、早朝に起床し勉強も開始しました。

今振り返ってもなかなかハードな一人ブラック企業ぶりです。(実際今も似たような生活ですが...。)

それでも続けてこれたのは「夢」があったからだと思います。

それは、「やりたいことをする」「自分で生きる力を身につける」になります。

わたあめ屋さんのキッチンカーを開業して1年半経った頃に会社員を卒業しました。

会社員の頃、事務所のデスクから見える窓の外の景色をみては、

まるで鳥かごの中にいるように感じましたが、

遂に鳥かごから脱出したことになります。

自由になった反面、これからは厳しい自然の中で生き抜いていかなければならないと思ったりもしていました。

キッチンカーの営業としては、

自分で開拓した場所に出店したり、近くの公園でキッチンカー出店募集を見つけては応募して

出店したりしました。

何せ自分で考えた商品を販売してそれでお金をもらうということが初めての経験でしたので、

とても新鮮な気持ちでやりがいと楽しさが満ち溢れていたという感じです。

また、わたあめを食べるお子様の笑顔やそれを見守る親御さんの眼差しもに大きな力をもらえました。

もちろん売上が思うように上がらない、肉体的にきついなどはありましたが、

それよりも、やりがいや楽しさが上回っていました。

わたあめ屋さんのキッチンカーを開業して本当に良かったと思いました。

その気持ちは今でも変わっていません。

そのうちイベントなどにも出店するようになり、当店に行列を並んでまで買ってくれるようなことにもなりました。

そんな時は、必死に無我夢中でわたあめを作り続けます。

営業が終わる頃には、疲労困憊になりますが、充実感も凄かったです。

何せこの頃は何もかもが新鮮で、やりがいと充実感に満ち溢れていました。

開業して2年目〜現在まで

開業してから2年目以降は、だんだんと規模の大きな公園、イベントなどにも出店して行くようになりました。

その内、イベントなどへの出店のお声がけを頂けるようにもなってきました。

そして、自らも「キッチンカー美味いもんマルシェ」と称しマルシェを主催するようにもなりました。

「キッチンカーをもっと知ってもらいたい」

「キッチンカーを通して地域活性化に少しでも貢献したい」

「キッチンカーが活躍できる場所を作りたい」

そんな想いから始めました。

記念すべき第1回キッチンカー美味いもんマルシェの様子

最初はキッチンカーから降りて、小さな場所を借りて開催しました。

キッチンカー事業者さんが商材を持ち寄り提供しました。

最初は、お客様がどれくらいきてもらえるのか不安でしたが、

多くの方々にお立ち寄り頂いた際は、本当に嬉しかったですね。

そんな「キッチンカー美味いもんマルシェ」も先日第10回目を開催しました。

こうして10回も開催できていることには感謝しかありません。

それもご来場いただけるお客様、

開催する場所を提供して頂けるオーナー様、

参加して頂けるキッチンカー事業者様

があってものです。

ありがとうございます。

わたあめ屋さんのキッチンカー【BARBE DE PAPA】

としても、地域・施設のイベント、幼稚園・保育園でのイベントなど

色々なところからお声がけ頂けるようになりました。

大きいところで言うと、

女優吉田羊様のイベントにわたあめを提供させて頂いたり、

高崎タカシマヤ様に毎年ポップアップ店舗として出店させて頂いたり、

東村山市の市報の一面に掲載して頂いたりしました。

またイベントや公園に出店する際も、当店に長い列ができるようになり、

長時間待ってまでご購入して頂けることに感謝の日々です。

また、遠方からわざわざ駆けつけてくれる方々もいらっしゃり嬉しい限りです。

こうしてこのわたあめ屋さんのキッチンカーとして5年もの長い間、活動してこれたのも

本当に色々な方々に支えられたからこそだと実感しています。

本当にありがとうございます。

日々成長を実感し、沢山の貴重な経験をさせ頂き、沢山の笑顔を見ることができ、

本当に開業して良かったなと5年経った今でも思います。

それについてもは、自分としてよく頑張ったなと自分で自分を褒めてあげたい気持ちです。

2026年の抱負

2025年もあと半月となった今ですが、

来年からの抱負も記して残しておきたいと思います。

「わたあめ屋さんのキッチンカー」として開業してから

この5年を振り返ってきましたが、本当に色々と貴重な経験をしてきました。

会社員として過ごしていては、絶対に経験できない有意義な時間を過ごせたと実感しています。

それでは、今後どうしていくかを考えていきたいと思います。

私が活動しているもう一つの事業として、

「キッチンカー場所作りプロジェクト」があります。

こちらは、2023年1月に活動を開始しました。

活動内容としては、

キッチンカー事業者様と出店場所を提供して頂ける企業様、店舗様、イベント主催者様、個人様を繋ぎ、

キッチンカー事業者様の1番の悩みの主である「出店場所」を広く開拓し、

少しでも事業者様の活躍に貢献する。

また、キッチンカーが出店することによってその地域の活性化に貢献する。

 そして、もちろん出店場所を提供して頂ける企業様、店舗様、イベント主催者様、個人様

においても、『キッチンカーを通してご来店されるお客様の満足度を高める』

をモットーに活動してきました。

今では、複数の幼稚園様、保育園様、地域の自治体様や施設様での毎年のイベント時や定期出店に

キッチンカーを出店させて頂いております。

当運営のキッチンカー登録事業者様も100名を超えました。

まずは、このキッチンカー場所作りプロジェクト」を一般社団法人化します。

前々からそうしようとは思っていましたが、いよいよ来年早々に登録することにします。

社団法人化することによって、どうなるかはまだ未知数なところもありますが、

社外的な信頼・信用の向上、行政との繋がりの広がりを期待しています。

社団法人として活動するにあたり、私の活動に共感してくれる方がもしいれば、

一緒に活動していける仲間として迎え入れ、活動の幅も広げていきたいと思っています。

その法人の中に「BARBE DE PAPA」を入れるかは、今のところ未定ですが、

ゆくゆくは「わたあめ屋さんのキッチンカー」も誰か志を共にしてくれる方に任せていきたいとは思っています。

逆に言うと、私個人としては、この5年間の活動で、

「わたあめ屋さんのキッチンカー」としてはやりたいこと・できることはやり尽くした感も正直あります。

だから、次世代の志を共にできる方と一緒に何か新しい発想で楽しいことをやっていきたいという気持ちもあります。

そして、キッチンカーとは別に私は、行政書士・認証審査員としても活動しています。

こちらもありがたいことになかなかに忙しくなってきました。

来年には大きくことが動く可能性があります。

それらも踏まえ、激動と飛躍の2026年になるような予感がしています。
(毎年予感している気もしますが...。)

いずれにせよ、まだまだ挑戦する日々が続きます。

こうして挑戦できる周りの環境に感謝しつつ、信用・信頼を最も大切にし、

2026年も活動していきたいと思っています。

ここまで精読して頂き、ありがとうございました。

2025年も大変お世話になりました。

2026年もどんどん挑戦していきますので、期待してください。

よろしくお願い申し上げます。

問合せどうぞ(Mail)

-記事, キッチンカー開業への軌跡

Copyright© わたあめ屋さんのキッチンカー , 2025 All Rights Reserved.