「キッチンカーだけで食べていけるか」
「キッチンカーは儲かるのか」
論争をたまにSNS等で見かけますが、
一括りに「キッチンカー」と言っても
様々な分類によって成り立っているので、あまりこの論争は意味がないと
私は思っています。
では、どのようにキッチンカーは分類できるのか?
あくまで私の個人的見解ではありますが、5つにまとめてみたいと思います。
ちなみに「分類」とは、
マーケティング用語で「セグメンテーション」とも呼ばれ、
事業を行うにあたって大事な要素となっています。
自分がどの分類で事業を行うかを決め、そこから
「ターゲッティング」「ポジショニング」へと繋がっていきます。
それでは、いきましょう。
其の一:ランチ型
これは都心部を中心に、ランチ需要に特化した販売形態になります。
販売時間は11:30〜14:00までとかが多い印象です。
都心部になるとオフィス街での出店や市街部の大型マンション入口エントランス等が主になります。
よって、商材もランチニーズに対応した食事系のものがメインになります。
例:弁当系、カレー、ケバブ、唐揚げ、ピザなど。
其の二:公園型
その名の通り、公園での出店がメインになります。
比較的規模の大きい公園が対象となります。
人手が多い土日祝日での出店がメインになります。
商材は、デザート系、軽食系、食事系など幅広く対応可能です。
逆に平日は休日に比べ人手が少ないので、苦戦を強いられる可能性が高いです。
例:わたあめ、クレープ、ホットドッグ、ポテト、珈琲、ドリンク、サンドウィッチ、かき氷(夏季)など。
其の三:イベント型
土日祝日をメインに開催されるイベントをターゲットに出店していきます。
大型、中小規模によっても変わってきますが、
商材は、幅広く対応可能です。
こだわりの逸品というよりかは、
提供スピードに特化したメジャーな食べ物の方が好まれるでしょう。
季節によって柔軟に販売商材を変えていくことも必要になるでしょう。
例:焼きそば、たこ焼き、チェロス、ポテト、わたあめ、ドリンク、など。
其の四:施設型
ショッピングモールや複合施設、市役所、JA、道の駅、などが対象になります。
平日、土日祝問わず、出店可能になります。
夜ご飯の足しになる惣菜系などがニーズが高いです。
おやつになるデザート系も人気があります。
例:たこ焼き、たい焼き、唐揚げ、メロンパン、クレープ、など。
其の五:空きスペース活用型
市街地の空き地及び施設の空きスペースをキッチンカースペースとして提供されている形になります。
施設の駐車場、店舗の一角、店舗、施設撤去後の空き地など。
商材は、幅広く対応可能になります。
住宅街にある場合も多く、継続的、定期的に出店し、
いかにリピート客に来ていただけるかがポイントになります。
また、積極的に出店予定などを周辺地域の方々に告知していくことも必要になります。
まとめ
以上、5つの分類にまとめてみましたが、
一つの型にこだわるよりかは、
これらの型を複合的に活用し、営業していくスタイルが多いと思います。
先ずは、商材を決め、
その商材に見合う販売分類(セグメンテーション)を検討することが必要になります。
また、弊所が運営する
「場所作りプロジェクト」では、
『キッチンカーを通して来店されるお客様の満足度を高める』
『キッチンカーを通して地域の活性化に貢献する』を事業理念に、
定期出店・イベント出店を問わず、キッチンカーの出店場所の募集及び紹介
をしておりますので、
「キッチンカーを呼びたい」
「キッチンカーで出店したい」
という方がいらっしゃいましたら、
お気軽にお問合せください。
宜しくお願いいたします!